葦笛(横笛)工作教室は、葦に型紙を貼り付けて、その型紙に描かれている丸の中をくり抜く、という作業を行います。
型紙は、当然、笛の調子(音程)で違うものを用意しますが、葦の太さでも違います。
現在、よく使うのは、ドレミ音階のG管です。数限りない試行錯誤の結果、今の型紙に至っています。太さは10.5から13.9まで0.2飛びの18種類あります。その次によく使うのは、いわゆる古典調のG管です。Var.10で、10.5から14.9まで23種類です。その次が、古典調のA管ですVar.5まで進んでいます。
ドレミ音階のA管もあるにはあるのですが、指穴の間隔が狭く、とても演奏しづらいです。古典調だとかろうじて演奏できます。
そこで、指穴を小さくして間隔を広げることができないか(指穴の大きな太い管よりも小さな細い管の方が、間隔が広いから)と、安易に考えて、型紙を試作しました。
尚、型紙作りは、科学半分、実践半分で、とりあえず印刷しては製作して、狂いを見極め、型紙に反映させる、という繰り返し。
で、一つ作りました。あまり昼間の事務所で吹くわけにも行かず、遠慮せずに吹ける、車へと移動。
いい感じ、かな、と思っていると、7の穴が高い。いろいろと原因を考えていると、あることに気づいた。
管が太くなるにつれ、指穴の間隔は狭くなるという法則がある。
で、あきらめました。
諦めた型紙がこれです。参考にしないでください。
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